ヒゲを毛抜きで抜くデメリットとおすすめできない理由

私はレーザー脱毛でヒゲを脱毛する以前、ヒゲを毛抜きで抜いていた時期がありました。

ヒゲがイヤで仕方がなかったのですが、とりあえず毛抜きで全部ヒゲを抜けばツルツルになるからです。

その経験を踏まえた上で、私はヒゲを毛抜きで抜くことはおすすめしません。

ヒゲを毛抜きで抜いていた時のエピソードや、なぜ毛抜きをやめたのか、そして毛抜きにはどんなメリットやデメリットがあるのか紹介します。

毛抜きでヒゲを抜いていた話

ヒゲを毛抜きで抜いていた話

ヒゲを毛抜きで抜いていた話


私は高校生の頃はヒゲについてほとんど考えたことはないぐらいヒゲが生えていなかったのですが、高校を卒業したぐらいから太いヒゲが生えはじめました。

「ヒゲが生えているのはおじさんみたいで嫌だな」と思った私は、その頃からヒゲを毛抜きで抜きはじめました。

朝起きてすぐにベッドの上に鏡とティッシュを置いて、半分身を起こしながら、毛抜きで鼻下、顎、頬など顔全体のヒゲを抜いてティッシュに抜いた毛を並べていました。

抜く時は毛抜きをアルコール消毒し、抜き終わったら仕上げに洗顔をすることで、肌トラブルが起きないように努めていました。

処理にかかる時間は毎日15〜20分程度で、社会人になってからも数年続けていました。

毛抜きでヒゲを抜くと、ヒゲがジョリジョリするようなことがなくツルツルの状態になり、その快感がクセになっていました。

毛抜きで抜くのをやめた話

ヒゲを毛抜きで抜くのをやめた

ヒゲを毛抜きで抜くのをやめた話


毛抜きで毛を抜くのはよくない、というような話をよく聞いていましたが、特に肌が荒れることもなく、ツルツルの状態で快適に生活していたので気にしていませんでした。

しかし、20代半ばになってから、年齢のせいなのか肌が急に荒れやすくなりました。

毛抜きで抜いた箇所が赤く腫れたり、毛が肌に埋まる状態(いわゆる埋没毛)になったりするなどの肌トラブルが発生し始めました。

埋没毛を少し強引に毛抜きでほじくりだそうとすると肌がダメージをうけます。しかし、そうはわかっていても、埋没毛があると抜きたくなってしまい、ほじくりながら抜いていました。

私の場合、毛抜きで太い毛を処理し、細い毛や産毛はカミソリで剃っていたのですが、それも肌トラブルを加速させました。なぜならヒゲ剃りは、肌表面の角層や皮脂膜を削ってしまうため、肌のバリアが弱くなるからです。

関連:肌が弱い敏感肌な方にこそヒゲのレーザー脱毛はおすすめ

肌をキレイにするためにヒゲを毛抜きで抜いていたのに、肌が汚くなりはじめていることに気がつきました。

「いよいよどこかのタイミングで毛抜きで抜くことを止めなければ」と思い、ヒゲ脱毛を検討し始めました。

そして、いつかヒゲ脱毛でキレイにしようとぼんやり考え、毛抜きによるヒゲ抜きをやめました。

そこからはある意味はじめてヒゲとともに生活をすることになったようなものでした。なぜならそれまではヒゲを毛抜きで抜いていてツルツルだったからです。

ヒゲって自分にとってこんなに嫌なものだったのか、と改めて気が付き、結局それから2年以上経過したあとにヒゲのレーザー脱毛を開始しました。

2年以上もヒゲのレーザー脱毛を決心できなかったのは、勇気がなかったからで、このWebサイトの名前が「ヒゲ脱毛の勇気」であるのはそれに由来しています。

ヒゲを毛抜きで抜くメリット

ヒゲを毛抜きで抜く場合、以下のメリットがあります。

  • 青ヒゲにならない
  • 触ってもジョリジョリしない
  • ツルツルになる

ヒゲ剃りの場合、肌表面に出ている毛を削ぎ落とすだけなので、時間が経てば伸びてきてジョリジョリになりますし、根元に毛が残っているため青ヒゲに見える要因になります。

一方ヒゲを毛抜きで抜く場合、ヒゲが根元からなくなるため、キレイに見えます。さらに、ヒゲ剃りで肌を傷めることがありません。

毛抜きのデメリット

ヒゲを毛抜きで抜く場合、以下のデメリットがあります。

  • 毛が肌に埋もれることがある(埋没毛)
  • 毛嚢炎や炎症が発生
  • 出血など傷ができて色素沈着
ヒゲを毛抜きで抜いていると、毛が途中で切れたり、毛穴から出血して傷になり毛穴が塞がったりすることがあります。その結果、毛穴から毛が出てこられなくなり、皮膚の内部で毛が埋もれたまま成長することがあります。この状態を埋没毛といいます。

埋没毛をむりやりほじくり出そうとすると出血して色素沈着することがあります。

埋没毛は自然に排泄されることもありますが、色素沈着や毛嚢炎(ニキビ)の原因になることもあります。

ヒゲを毛抜きで抜くと、毛穴に雑菌が入って炎症したり、毛嚢炎やニキビができたりすることがあります。

太いヒゲを抜いた時などに、毛穴から出血することがあります。

ヒゲを毛抜きで抜くことをおすすめしない理由

毛抜きで抜くのはおすすめできない

毛抜きで抜くのはおすすめできない


ヒゲを毛抜きでぬくことをおすすめしない理由が2つあります。

  • 埋没毛や傷による色素沈着
  • レーザー脱毛治療の効果が低下

色素沈着の可能性があるため、ヒゲを毛抜きで抜くことはおすすめできません。

特に年齢を重ねてヒゲが濃くなってくると、肌へのダメージが大きくなります。

Wikipediaには埋没毛の対策として以下のように記述されています。

まずは毛抜きや剃刀を使った自己処理をやめることである。
引用:埋没毛 – Wikipedia

そして重要なのが毛抜きを使っているとレーザー脱毛治療の効果が低下することです。

レーザー脱毛は、レーザーの光が毛根のメラニン色素(黒い色素)に反応することで、熱が発毛器官に伝わり、発毛器官が破壊されて毛が生えなくなる、という仕組みです。

毛抜きで毛を抜いていると毛根がなくなっているためレーザーの光が正しく反応せず、発毛器官を破壊することができなくなる可能性があります。

したがって、ほとんどのクリニックが医療レーザーによる脱毛時は「毛抜きを使って毛を抜くこと」を禁止しています。

関連:ヒゲを毛抜きで抜いているとレーザー脱毛できない

まとめ

私自身、毛抜きでヒゲを抜いていた時期がありましたが、肌トラブルが起きてからやめました。

毛抜きで毛を抜いていた日々を今は後悔しています。

もし今毛抜きでヒゲを抜いているならば、毛抜きで抜くことを止めて肌に負担のかからない電気シェーバーでヒゲを処理するか、レーザー脱毛することをおすすめします。

レーザー脱毛はヒゲを毛抜きで抜いていると効果が低下しますが、毛には毛周期というものがあり、数ヶ月経てば再び毛が復活してレーザー脱毛が可能になります。

したがって今毛を抜いているけれど今後レーザー脱毛を受けようと考えていらっしゃる場合は、毛抜きで抜くのをすぐにやめてください。