自宅で簡単に脱毛できる家庭用脱毛器というものがあります。
「もしかして家庭用脱毛器でヒゲ脱毛できるのでは?」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
私もヒゲ脱毛を検討し始めた頃「わざわざ病院行くのも嫌だし、自宅で家庭用脱毛器を使ってヒゲ脱毛できたら楽だな」と思っていました。
そしてヒゲ脱毛について色々調べた結果、私はレーザー脱毛を病院で受けることに決めて、結果ヒゲがなくなりツルツルになりました。あの時に家庭用脱毛器を買わなくてよかったと思っています。
結論から申し上げますと、家庭用脱毛器はヒゲ脱毛にはあまり効果が期待できません。
なぜ家庭用脱毛器がヒゲ脱毛にあまり効果がないのか、について解説します。
家庭用脱毛器とは
家庭用脱毛器とは、自宅で手軽に除毛や制毛できる機器のことで、大きく分けるとタイプが3種類あります。
- シェーバー
- 光脱毛(フラッシュ脱毛)
- レーザー
シェーバー
シェーバータイプはPanasonicのソイエやフェリエなどがあります。シェーバーはカミソリと同じで毛を剃るだけの製品です。
光脱毛(フラッシュ脱毛)
光脱毛(フラッシュ脱毛)タイプは、エステなどで行われている光脱毛と原理は一緒で、光を使って毛根に軽いダメージを与えることで、除毛や制毛の効果が期待できます。
- ケノン
- ツーピーエス
- センスエピ
- 光エステ(Panasonic)
- レイボーテ(ヤーマン)
そもそも光脱毛(フラッシュ脱毛)では発毛器官を破壊することができません。ヒゲを脱毛してツルツルにしたいならば、発毛器官を破壊しなければなりません。
レーザー
家庭用脱毛器でレーザータイプはトリアの製品のみです。トリアはFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けた唯一の家庭用レーザー脱毛器です。
トリアはダイオードレーザーの光がメラニン色素(黒い色素)に反応し熱が毛根へ伝わることにより、発毛器官へダメージを与えて脱毛の効果が期待できます。ダイオードレーザーは実際に病院(クリニック)のレーザー脱毛でも採用されているレーザーです。
ヒゲを脱毛するならば光脱毛より、レーザー脱毛が効果的であることを以下の記事で説明しています。
関連:レーザー脱毛と光脱毛の違い。ヒゲ脱毛はどちらがよいか?
もし家庭用脱毛器を選ぶならば唯一のレーザータイプであるトリアが最も効果が期待できそうです。
ヒゲ脱毛に家庭用脱毛器が向いていない理由
ヒゲ脱毛に家庭用脱毛器が向いていない理由は威力が弱いからです。
技術的にはヒゲ脱毛に効果のあるレベルまで威力を高めた家庭用脱毛器を開発できるはずです。ダイオードレーザーを照射できるトリアがあるぐらいですからね。しかし、家庭用製品である以上、発毛器官に強いダメージを与えるようなレベルまで威力を高めた製品を販売することが難しいのだと推測されます。なぜなら火傷や肌荒れによるクレームや訴訟のリスクが増えるからです。
脱毛するには毛根にある発毛器官を破壊しなければならないのですが、そのためにはやはり威力が必要になります。
以下は私が湘南美容外科クリニックでレーザー脱毛した直後に撮影した写真です。レーザー脱毛の威力によって、毛穴が軽い火傷のような状態になり、顔が全体的に赤くなっていることがわかります。ヒゲをツルツルにするためには威力が必要です。
関連:ヒゲのレーザー脱毛は痛い
家庭用脱毛器はこんな方におすすめ
ヒゲ脱毛においては、家庭用脱毛器を使わざるを得ない状況の方にのみおすすめできます。
・人と会うことが怖く、病院へ行けない方
・島などに住んでいて近辺にレーザー脱毛が可能な病院が無い方
基本的に、家庭用脱毛器は女性のムダ毛程度に薄い毛に対して効果が期待されます。
まとめ
家庭用脱毛器はヒゲ脱毛にあまり効果が期待できないことについて説明しました。
結果、私は家庭用脱毛器を買わずに病院でレーザー脱毛をしたのですが、ヒゲをなくすことができて本当によかったと思っています。
家庭用脱毛器を使って自宅でヒゲ脱毛できたらそれが一番楽ですよね。家庭用製品であるということは、使用者にダメージを与えないよう安全面を重視せざるを得ません。したがって、今後も家庭用脱毛器の威力が桁違いにパワーアップしてヒゲ脱毛に効果が出るようになることは期待できないと思っています。
確実に短期間でヒゲを脱毛したい場合は、病院(クリニック)で医療レーザー脱毛することをおすすめします。