ヒゲのレーザー脱毛による硬毛化のリスク

ヒゲのレーザー脱毛には硬毛化のリスクがあります。

硬毛化とは軟毛や産毛が太くなったり長くなったりする現象のことで、レーザーを照射した箇所がごく稀に硬毛化することがあります。

硬毛化の原因

レーザー脱毛はレーザーの光がメラニン色素(黒い色素)に反応し、熱によって発毛器官を破壊する仕組みです。

産毛や細い毛はメラニン色素が薄いためレーザーの光が発毛器官を破壊できずに、逆に熱刺激によって毛の成長を促しているのではという論文が海外で発表されています。現在はこの説が一般的に支持されています。

レーザー脱毛による硬毛化の原因については明確な答えが出ていません。

関連:ヒゲのレーザー脱毛による熱傷や火傷のリスク

硬毛化を防ぐ仕組み

レーザー脱毛の効果が見込めないような毛が薄い(細い)箇所はレーザーを照射しないことによって、硬毛化の可能性が下がります。

私は湘南美容外科クリニックでヒゲ脱毛する際に「今回は首の部分がかなり薄いので、レーザーを照射すると逆に濃くなる可能性があるので避けて打ちます」と言われたことがあります。おそらく硬毛化のリスクを下げるための判断だったのではと思われます。

ヒゲは体毛の中でも太く濃いため硬毛化のリスクは低いですが、硬毛化のリスクがゼロではないことを認識しておく必要があります。

関連:[湘南美容外科クリニック]ヒゲ脱毛3回目の口コミ体験談(効果・経過)